予兆

するとヴィクターは突然、その!ゆうに3 L はありそうな 紅茶キノコを一気に飲み干した!

オレは息を呑む。

ヴィクターが何やら言葉を発する。

「....お前今日危ないかもな。」

オレもすかさず返す。

「お前 またやったのか?!」

そう、彼は近年流行しているドラッグ「ループ」の常用者。

それを紅茶キノコに仕込んでいる。

通称「ループドランカー」だった。

このドラッグは非常に強い妄想と高揚感をもたらす。

とりたてて奇怪なのはその妄想が未来予知として現れるところ。

実際のところは妄想なので、本当に未来が見えてるわけではない。


-----------------はずだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る