第4話
さて、今日は冒険者ギルドへいってみよう。
「ヒロどこ行くの?え、冒険者ギルドで登録するの。あ、あのね。登録ってお金とかからないんだったよね。
わ、私もついていっていいかな?」
リリーがごそごそ準備しているおれの傍によってきて聞くので答えたら、なんと冒険者登録を考えていると?
「リリーは植物魔法だったな?冒険者で使えるかな?
(いや、エルフの定番魔法っぽいな。いけるかも)
いや、おもしろいかもな。リリーはどうやって冒険者で植物魔法役立てるつもりだ?」
「え、おもしろい?ヒロなにか思いついたの?お願いだからあとで教えてね。
えーとね。神父様にきいたら農家への就職は勧められないっていわれたの。基本肉体労働できる子じゃないと条件が悪いらしくて。
農家の子に植物魔法スキルは多いらしくて、きちょう?じゃないらしいの。
他に興味がある事探してみなさいっていわれてしまって・・・。」
なんと。植物魔法スキルって多いのか。それで農家の子に多いと。
そりゃ冒険者にならずにそのまま農家になっていそうだな。
「そっかー。よし、とりあえず色々調べたいなら冒険者もやってみるか。
多分、森の薬草とったりとかでも仕事があるだろ。俺はいいぞ、さていくぞ。」
・・・・・
幼い二人連れが冒険者ギルドへ入ると、怖そうな冒険者にじろじろと見られながらもなんとか受付にたどり着く。
リリーはすでにHPがないっぽい。頑張れ、リリー
「お姉さん、冒険者登録したいからお願い。」
できるだけ端の方のやさしそうなお姉さんの窓口へいく。
「いらっしゃいませ。イースト支部冒険者ギルドにようこそ。みたところ10歳になってスキルをもらったばかりの新人の方でよろしいですか?」
さすがにみればわかるか。二人とも頭を下げて答える。
「わかりました。それでは二人ともステータスの確認をさせてもらうのでこの水晶にさわってください。
・・・。えーと、女の子のリリーさん、ほんとに冒険者やりますか?」
「あー、リリーはいろいろな仕事をさがしているところなので、冒険者も試してみたいんだよ。」
周囲にびびってHPの切れているリリーの代わりにこたえる。
リリーよ、おまえは冒険者むいてないかもな。まあ、仲間がいれば大丈夫か。
「わかりました。そうゆう事なら挑戦してみるのもいいかもしれません。
・・・。・・・。えーと、ヒロ君でいいのかな。一部ステータスがすごいけど、それよりこのスキルは何?」
「さぁ?それをこれから試すところだな。正直さっぱりわからない。」
「そうですか?レアスキルには間違いないので、よかったらわかり次第内容を教えていただけないでしょうか?
こちら少しですが情報料がでますよ。」
なるほどね。まぁここは考えどころだな。
「わかりました。ちなみに普通どれくらいでますか?」
「銀貨1枚からですね。あ、優良だと判断されたら金貨もあるかもですよ?」
銀貨1枚は10,000Gだ。日本だと1万円だろう。金貨は10万だな。他に銅貨が千円、鉄貨が100円てとこか。銭貨もあるけど10円だな。ま、孤児院だとお世話になっている硬貨だが。
「優秀ならだまっとくね。姉ちゃん・・・。」
「え、ヒロ君そんなこと言わないでください。ランクアップの貢献ポイントとしても判断されますよ?」
なるほど。ランクアップも考えていかないとだな?そこでランクの事を聞いてみる。
ちなみにお姉ちゃんはアリアというらしい。
「冒険者は強くなったり、ギルドへの貢献が多くなるとランクが上がるシステムです。
ランクの種類は全部で9種類です。G,F,E,D,C,B,A,S,SSとなり、SSが最高ランクですね。」
ふむふむ。色々きいていたら大体わかってきた。
SS:世界の英雄レベル こんなもの目指せるわけがない。大統領・首相レベル。
S:国の英雄レベル 国の大臣レベル。半端ない。かなり雲の上。
A:国のトップレベル 県長や国議員レベル。雲の上ではあるが見かけるかも。
B:街のトップレベル 市長レベル。会おうと思えばなんとか。
C:街の議員レベル 冒険者として一流。街の権力者。ここまでくれば有名人。
D:会社社長レベル 冒険者として普通で多数。実力も問題なし。玉石混合か。
E:社員レベル 冒険者として大多数。なんとか食べていける。無名。
F:見習いレベル 冒険者だけでは生活はつらい。 バイトレベル。うーむ。
G:初心者 子供のお小遣いか?ってレベル。中学生くらいかね。
なにせまだ10歳だし、12歳までにFランクは必須だな。できればEランク目指したいがチートでもなければむずかしそうだな。
ちなみに各ランクの凡そのレベル配下
SS: 200~
S: 151~200
A: 121~150
B: 81~120
C: 51~80
D: 31~50
E: 21~30
F: 10~20
G: 1~9
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