第6話

この「本気と建前」、なんだか感傷的になっているな。


適当に書こうと始めたはずなのに、何たることか。



この作品の方向性のようなものが、出来てしまったような気がしている。


そして僕自身、そのテイストを守らないといけない、と思っているのかもしれない。


一貫性を保つべきなのかと、少し考えている。



一般的にいけないことだと言われてるが、僕は人によって態度をころころと変える。


その人と合う人間を演じてしまう。


演じるつもりもなく、態度が変わる。


そういうもんだと思っているし、それが悪いことだとは思っていない。


ただ、その人に対する態度には、一貫性があると思う。


だとしたら、このエッセイにも、このエッセイなりの一貫性が必要、ということになるのだろう。



では、別のエッセイを新たに始めて、そこで適当なことを書くべきなのだろうか。


ただ、適当に書くという宣言のもと、適当に書かれた文章は、本当に適当と言えるのだろうか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る