誰か居るの?
天川裕司
誰か居るの?
タイトル:誰か居るの?
なんか、間違った所に来ちゃったみたい…?
私はいつものように
自分のアパートの部屋に帰ってきた。
でもなんだか…
「…この扇風機、こんな所に出してたかしら?」
「クーラーのリモコンも、位置が違う…」
「…え?このご飯、なに?」
テーブルの上に作りかけのご飯があり、
扇風機が押し入れから出されていて、
クーラーのリモコンは
特定の壁の位置に付けてたんだけど、
帰って見るとキッチン側の壁に付けてある。
まるで別の人の部屋みたい…
それにさっきから感じる人の気配?
「……何なの、この感覚は…」
考え込んでても仕方がないからと思い、
とりあえず日常へ。
でもいつものように過ごしていても
やっぱりなんだか落ち着かない。
さっきからソワソワとする人の気配のようなもの。
それが私を苛むようにやってきて、
私の心を落ち着かせてくれないのだ。
「…ンもう!何なのよこれ!」
こんなの多分、非常的日常的なことだから
誰に言ったって分かってもらえない?
私だって初めて知るようなこの感覚だ。
(カレンダーがめくられ2年後)
夫「…なぁ、さっきからさぁ、誰か居るような気がしねぇか?」
妻「え?誰か居る?」
夫「…ん、ああ。なんかちょっとソワソワするって言うかさぁ」
妻「……ちょっとやめてよぉw」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=_sIkq4paUS8
誰か居るの? 天川裕司 @tenkawayuji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます