第1話 高校生活1日目
「みんなおはよう!」
どこか緩いが芯の通った大きな声で挨拶をしたのは、新しく担任となった山野先生だ。メガネをしていて少し長い前髪に少し低い身長が特徴の先生だ。
「まず初めのホームルームではみんなに自己紹介をしてもらおうと思う。緊張するかもだけど、出席 番号の早い人から前に立ってやってもらうね。」
ホームルームという単語を聞くと、高校生になったことを少し実感する。どうやら自己紹介をするらしい、出席番号が2番の僕はすぐだ。
「1番の青木夕梨です…よろしくお願いしますっ」
緊張しているのか小さな声の青木さんの次は僕の番になる。
「池倉夏輝といいます。よろしくお願いします。」
緊張して声が少し大きくなってしまった。クラスの人に注目されながら僕は席に座った。自己紹介を聞きながらもぼーっとしていると教室にものすごい大きく明るい声が響き驚いた。
「島矢翼です!軽音部に入ろうと思って思ってます!1年間よろしくね!」
軽音楽部…この高校では軽音楽部が人気らしくて部員は100人を超え、部員の人数は校内で一番多いらしい。
そして数分後自己紹介が終わった。クラスの人数は32人。みんな少し緊張していそうだ。
この学校の新1学年は8クラスあって、進学コースが3クラス、総合コースが5クラスある。僕は進学コースのC組になった。そして僕はこのC組のメンバーで1年間を過ごす。
早めの桜は散り、少しの桜色が映える日。
僕の高校生活が始まる。
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