第27話

「どのくらい一緒にいると思ってんだよ」




あたしの頭を撫でながらそう言う澪。

色気がダダ漏れでつい顔が火照ってしまう。


しょうがない、こんだけ色気が出てたら誰でも赤面するだろ、澪が悪い。




「水野日向が通ってる高校は俺らが表で運営してる高校なんだよ、だからお前を編入させることなんて朝飯前だ」




どうする?

なんて、視線で訴えてくる。




そんなの決まってるじゃないか。







「ヒナ兄を近くで見たい。通わせてください」

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