第28話 ガイドライン
『街を歩いた』というタイトルの物語をずっと書いてまして、原案はカクヨムで公開し、それをプロットに直して小説講座に提出。
先生からオチを考え直すようアドバイスをいただき、参考作品で勉強。
自分でプロットを直し、起承転結の起までを執筆して提出。
先生や講座の受講生からアドバイスをいただき、書き直して非公開で一回目完了。
二回目の直しは、さらに思い切り心情描写を増やしました。
三回目の現在の手直しは、さらに思い切り心情描写を深めました。
それらについての備忘録的な話。
♢
まず、一回目を完了してから、講座友達に見てもらい、とりあえずの合格みたいな感じになりました。
いつもの私なら意気揚々ともう先生に見てもらっていましたがw、『文体の舵をとれ』をやったワタクシには、もはやル=グウィンの加護があるわけでw、ここからがスタート。
いつもなら、より良い作品を作るためには主人公の深掘りなどの「内容」をこねくりまわすことを考えますが、今回はそうしませんでした。
「文章」を直すことでより良くなる、という舵で学んだことを生かした方向で直す。
すると、少しずつ書く内容が変わってきまして、今まで自分でも気づかなかった物語の意味が出てきました。結果的に、主人公や物語の深掘りができました。
いつもの私なら、それらを無理矢理詰めたり削ったりするでしょうが、今回はしない。
無理矢理詰めたり、削ったりした結果、見苦しい作品になることをもう知っているから。
いっそ改稿しない方が良かった、みたいになるwww
でも!それを乗り越えなければ、いつまでも同じようなものばかり書くことになる。
私はあまりモノに興味がないんで、バリエーション不足になることは目に見えてるのですよね。
さて、このカオスになった世界に秩序を生み出さねばならぬ。
まず問題点は、
●主人公の気持ちが定まらない。
→このままだと、読者はわからん。作者もわかってないんだから。
●出来事が物語と噛み合ってない。
→その出来事に何の意味があるのかハッキリしなければ、読後感弱いでしょう。
●場所の変化、過去と現在が交差する、現実世界と心象風景が重なる、がバラバラ。
→究極、今後も自分が書きたい作品にはこれらが絡んで来るので、上手く書けるようになりたい。
と、言うわけで、三島由紀夫の本を参考書として開く。
三島由紀夫を選んだ理由は、脳内で映像が鮮明に思い浮かべられる一番の人だったからです。
最終的に、三島が書くような男子が書けるようになりたい(不純な動機
世界には数々の要素がありますが、それを自分で定義して、切り取って、鮮やかに描いて、見せつける!
そう、意識するとですね、自分が余韻だと思っていたのは手抜きでしかないと気づきましてw
要素が無いわけではないから、それらしいけど、果汁3%みたいな感じで、嘘はついていないが薄い。
まあ、そんなこんなで具体的なことは割愛しますが、ようやく物語に流れができました。
いつか複雑な物語を書きたいんで、流れの生み出し方を知るのは大事。
まず、自分の中の最高を。
それができたら、すぐ次が見えてくるような気がしてましてね。
今週には絶対提出します!
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