前のエピソード――３月２３日・２４日・２５日

　歯を磨いてから、水道水で薄めた嗽薬で口中を清めた。居室に戻り、ポータブルの電源を入れた。加山版ブラック・ジャックの第４話「えらばれたマスク」を観る。ＢＪの父親が出てくる話である。原作を読んだ際、秀抜な幕切れに「あっ！」と叫んだ記憶がある。少年時代のＢＪを坂上忍が演じていた。

　気がつくと、世界演劇の日(の朝)になっていた。洗顔後、台所のケトルに水を補充した。沸き立ての湯で、即席コーヒーを淹れた。メイホウ食品の「どら焼北海道産小豆１００％使用」を食べながら、熱いやつを飲んだ。二杯目を居室に運んだ。飲みつつ、世界樹Ⅳをやる。煌天破ノ都(の１階)の探索が続いている。歩行能力を持つ大型肉食植物が跋扈している。相当に厄介な敵である。

☖ジャキンＫ２〔武士／夜盗〕レベル６０・ＨＰ４９０／武器：モノホシ竿×２

☖ダイマーＵ５〔武士／騎士〕レベル５８・ＨＰ６４２／エリミネイター

☖ダイアナンＡ〔医術師／騎士〕レベル６６・ＨＰ５６７／エリミネイター

☗バジンＢ９〔印術師／騎士〕レベル４３・ＨＰ２１７／武器：ククリ

☗レイヤスＤ５〔方陣師／騎士〕レベル５７・ＨＰ３５４／ストラッゲル

　シャットダウン確認後、身支度を整えた。バルコニーの吊るしものを全て取り込んでから、部屋を出た。春場所千秋楽の模様をラジオで聴きながら、貸しＤＶＤ屋に至る道を歩いた。途中、ドラッグストアの駐車場で、ピザとパスタのテイクアウト販売をやっていた。興味を覚えたが、今日は時間に追われている。通過するしかなかった。優勝は若隆景。双葉山以来の大快挙だそうです。

♞キンミヤ焼酎の軟水割り。肴はたこ焼き、いかの空揚げ、まぐろのたたき。

　渦の続き。読後、眠りの沼に沈んだ。終点の改札を抜けて、職場まで歩いた。広場の入金機に買物カードを挿し込み、四日分の食い扶持をチャージした。売店に入り、朝食を買った。空いている卓席に座り、新発売の菓子パンを試した。ラジオを聴きながら、コーヒーを飲んだ。話題は「重点措置、再度発出の可能性」について。卓上を片づけてから、ロッカールームに向かった。

　食堂に行き、Ａランチの券を買った。交換後、いつもの席に料理を運んだ。今日のＡはチーズハンバーグ風。小鉢は野菜と蒟蒻の煮物。食事としての魅力はあまり感じられないが、贅沢は云えぬ。黙々と箸を動かし、飯とオカズと汁を腹におさめた。トレイ返却後、休憩場所に移動した。先客の姿はなかった。長椅子に腰をおろし、玄海の海賊の宴の続き。読了後、１５分ほど沈んだ。

　味な旅の十三「薩摩半島・恐怖のヅクラ」を読み始めた。地元駅下車。他者の通行の妨げにならないところから、弁当屋に電話をかけた。応答あり。ラジオを聴きながら、帰路を歩いた。話題は「引き算のサービス」について。スーパーに寄り、惣菜売場と鮮魚売場を眺めた。酒飯の後に、日米スター共演の黄金巨篇(※予告篇より)『緯度０大作戦』を観るつもりである。二度目の鑑賞。

♞今宵の酒はブラックニッカの水割り。肴はメバチの刺身。飯は幕の内弁当。

　恐怖のヅクラの続き。終点下車。ラジオを聴きながら、職場に至る道を歩いた。話題は「停戦協議」「感染状況」「異例の授賞式」など。途中、ファーストフード屋に寄り、朝食を買った。奥の卓席に座り、和風スイーツを齧った。卓上を片づけてから、店を出た。桜の写真を数枚撮ったが、出来はあまり芳しくない。被写体もカメラもいいのだから、これは俺の腕が悪いせいであろう。

　食堂の券売機に買物カードを挿し込み、Ｂランチを選択した。交換後、いつもの席に料理を運んだ。今日のＢは地球魚類の揚物。小鉢は切り干し大根の煮物。隣席のラゴンが、丼の中にオカズを全てぶち込み、その上から味噌汁をぶっかけて、ぞばばぞばばと凄い音を立てつつ、胃袋に流し込んでいた。トレイ返却後、休憩場所に移動した。長椅子に腰をおろし、ヅクラを読み終えた。

　味な旅の十四「南国の魔味と踊り・奄美」を読み始めた。地元駅の改札を抜けた。妨げにならないところまで足を進め、そこから弁当屋に電話をかけた。応答あり。スーパーに寄り、鮮魚と惣菜、ニ売場を眺めた。欲しい商品を篭に入れ、勘定場で代金を払った。帰宅後、腕立て伏せを６０回。酒飯の後に『緯度０』の後半を観るつもりである。不思議なラストシーンが待っている筈だ。

♞酒はキンミヤ焼酎の水割り。肴は半額刺身と山芋焼き。飯はカレーライス。