前のエピソード――３月２０日・２１日・２２日

　今朝も寒かったが、路面が凍結するほどではなかった。味な旅の九「わが舌感で斬る京料理」を読み始めた。終点の改札を抜けて、職場に向かった。ラジオの情報番組を聴きながら、坂道を歩いた。話題は「ゼレンスキー大統領は何を語るのか？」について。結構有名なカフェに寄り、お値打ち感ゼロのモーニングサービスをしたためた。更衣室に行き、私服から仕事着に着替えた。

　食堂の券売機に買物カードを挿し込み、Ａランチを選択した。交換後、いつもの席に料理を運んだ。今日のＡはビーフシチュー風。小鉢は大根と蒟蒻の煮物。内面に湧き起こる諸感情を抑えつつ、飯とオカズと汁を腹におさめた。隣席の海底原人が、憂鬱な表情で、ぶよぶよに伸びた饂飩をすすっていた。トレイ返却後、休憩場所に移動した。長椅子に腰をおろし、京料理を読み終えた。

　味な旅の十「秋近き山陰の海幸・山幸」を読み始めた。地元駅下車。近傍のサンドイッチ屋に足を進め、二種類の商品を買った。ラジオの映画解説を聴きながら、家路を歩いた。スーパーに寄り、鮮魚売場と総菜売場を眺めた。帰宅後、雑用をつぶした。腕立て伏せをやってから、温水を浴びた。酒飯の後に、石原良純主演の『凶弾』を観るつもりである。１９８２年に公開されたもの。

♞酒はブラックニッカの軟水割り。肴は蛸ぶつ。飯はオムライスとおにぎり。

　渦の「遊ぶ男」の続き。読後、眠りの沼に沈んだ。終点の改札を抜けて、地上に出た。横断歩道を渡り、コーヒーショップに入った。ここは店員さんの応対が比較的なめらかである。菓子パンを齧りながら、ブレンドを飲んだ。店を離れ、坂道を下った。ラジオの話題は「大統領のオンライン演説」について。

　券売機に買物カードを挿し込み、Ｂランチを選んだ。交換後、壁際の席に料理を運んだ。今日のＢは地球魚類の揚物、和風ソースがけ。小鉢は竹輪と大根の煮物。主菜消滅後、残りの飯に味噌汁をぶっかけ、ザバザバと流し込んだ。休憩場所の長椅子に腰をおろし、海幸・山幸の続き。読了後、約２０分仮眠。

　味な旅の十一「腹つづみ四国の奇漁」を読み始めた。地元駅下車。他者の歩行の邪魔にならないところまで足を進めた。スマホを取り出し、弁当屋に電話をかけた。応答あり。焼鳥屋に寄り、テイクアウト商品を買った。コンビニに寄り、食品を買った。夕刊紙の見出しは「内部崩壊・暗殺・クーデター」であった。家に戻り、腕立て伏せをやった。風呂場に入り、シャワーを浴びた。

♞酒はブラックニッカの軟水割り。肴は焼鳥と冷奴。飯はハンバーグ弁当。

　渦の「死体の疑問」を読み始めた。終点下車。駅を離れ、職場まで歩いた。途中、幾度か足を止め、写真を撮った。着きざまに、売店に入った。空いている卓席に陣取り、菓子パンを食べた。コーヒーを飲みながら、味な旅の続き。

　券売機に買物カードを挿し込み、Ａランチを選択した。壁際の席に料理を運んだ。今日のＡはごった煮風。小鉢はミニ豆腐。オカズが消えた後、残りの飯に汁をぶっかけた。トレイ返却後、休憩場所に移動した。読後、約十分仮眠。

　味な旅の十二「玄海の海賊の宴」を読み始めた。改札を抜けて、地元飲食街に足を進めた。第一候補の豚カツ屋はほぼ満席。諦めて、第二候補の中華料理屋の暖簾を割った。清酒常温を頼んだ。肴はゲソ焼きとシシャモ。酒の後にチャーハンとギョーザを食べた。帰宅は８時半頃になった。風呂場に入り、温水を浴びた。体を拭き、服を着た。薄い水割りを呑みつつ、世界樹Ⅳの続き。

♞『ブラック・ジャック』の第３話「ふたつの愛」を観るつもりである。