第3話 船内レポート① 三枚目のカードはパロット・ドラゴン

やる事がなくなった船内は持ち込んだお菓子を食べながらデュエルに興じるくらいしかやる事はなく、やはりこの中でもヒエラルキーという物は存在しているらしい。カードオタクもただのチー牛だと民度がバグっている童実野町では生きていけないので全員がサイコパス寄りにならざるおえない、これはいつの世もトレカ民の品質が終わっている事を物語っているなとふと物思いに耽ってしまった。


はい、駄文終了。


トレカのお店とかによく書いてある風呂入ってから来いやヴォケ! という文言。あれに関しての主人公的な考察だが、きっとトレカ民は風呂にも入っているし服の洗濯も多分してるんだけど、着ている服がもう使用期限振り切ってるんだと思うんだよね。所謂キモオタ臭ってカードショップを梯子すると大抵どっかで臭ってくるけど大体同じ臭いを発している。はっきり言ってスンゲェ臭い。あと、男子のオタクは女子のオタクに比べてオシャレじゃないね。まぁ、女子のオタクの一見オシャレそうで芋っぽさもアレだけどまた何処かで語ろう。オタク男子ファッションあるあるのおかんが買ってきたみたいな服を着てたり、どこのV系バンドやねんみたいなどこで売ってるのか謎の奇抜な服を着ていたりする。その癖、髪を無駄に染めてみたり、ピアスをしてみたりするものだからくっそダサい。多分、かっこよくなろうとしなくていいから美容院行って似合う髪型にしてくださいからの、街の服屋行って店員さんに似合う服見繕ってくださいのコンボでも決めればいいと思う。多分、環境のデッキ作るくらいのお金で普通にはなれる筈。


で、本日は違うお店にカードを買いに行ったよ。

タクシーでお店に乗りつけて時間がないのでとりあえずノーマルを……


「はーい、ボーイ。ラッキカードデース!」

 

と、エセ外国人みたいなデュエルモンスターズの生みの親であり、カードデザイナーのコンマイ社員。ペガサス・J・なんちゃらさんが、主人公に渡してくれたカード。


「パロット・ドラゴン……攻撃力2000。すげぇ」

「ワタシも大好きなカードデース!」


はっ! 主人公は白昼夢を見ていたらしい、ストレージの中から買って欲しそうにこっちを見ているそのカードを手にレジに向かう。


33円。


本日の相棒


通常モンスター

星5/風属性/ドラゴン族/攻2000/守1300

アメリカンコミックの世界のドラゴン。

かわいらしい風貌にだまされるな。


3枚目のドラゴンが手に入り、以下みたいになってきたね。

切り札の2枚に対して、パロット・ドラゴンはこのデッキのエースってところか。

王国ルールだとしてもドラゴンあるいは王国ルールで活躍できるデッキ構成にしたいので罠と魔法が意外と大変になってきたな。


星8 ラビードラゴン  2950/2900

星7 紅眼の黒竜    2400/2000

星6

星5 パロット・ドラゴン2000/1300

星5

星4✖️4

星3✖️4

星2✖️4

星1✖️3

魔法✖️10

罠✖️10


素直に言うと、本当に最初期の遊戯王カード時期だったら結構強めのデッキかもしれないね。遊戯王を始める時のスターターデッキとして売られていた物よりそれっぽい物が作れそうだけどなにぶんお店のストレージを活用してカードを集めているので欲しいカードが見つからないのが難しいね。ドラゴンのノーマルがそろそろ見つかりにくくなってきたということも報告しておきましょう。できればハイランダー(全部違うカード)にしたいんだよね。ちなみにカードパワーだけなら、遊戯と互角くらいかもしれない。


デッキ構築費用残り……残り1309円

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