そんな晴天(11首)
掬ったり寄せたりしつつ一周に時間がかかる春のビュッフェは
コウイカを見てるところと伝えたらコウイカのところにあなたは来る
新紙幣発行パンチと言いながらきみに肩パンされたい夜だ
もし君が目覚めて虫になってても君の実家の犬は気づくよ
愛してるいろいろあって所持金が300円になったとしても
顔というよりも光で見分けてた会って最初の一か月ほど
暗闇でひかるおにぎり暗闇で見るおにぎりはほとんどひかり
玄関で靴を揃える背中へと手が置けそうで置かせてくれた
濡れた手で眠るあなたに触れるときよぎる洋画の拷問のとこ
濡れた手で抱きしめられるとき君のもっともばかなタオルになれる
すぐ抱きしめるので袋は要りません そんな晴天続いてほしい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます