バルサへ… 機動力(no.9)

 バルサの感想です。DAZNで見ていたのかな。


 この頃のDAZNは安くて、そして一生懸命に放送をしてくれていました。CLも見られたのかな。放映権の高騰は一つの問題だと思います。


 なんとかならないのですかね…


 ………


 エスパニョルとの試合を見ました。かなり厳しい試合になったようですね。


 事前に、右の攻めを整理することと、守備の連携のことを話していましたが、守備では前半の43分の自陣ゴールへのオウンゴール気味のプレーは危ういプレーでした。ですが、なんとか守備はもった。勝ててよかったです。サイドへ抜けて、横パス(クロス)されるときついですね。


 セメドについてはスピードのあるプレーヤーで、前方へ走らせるのは良いのですが、プレーの選択肢がまだ少ないかな、と。中央へ戻し気味のパスしたり、中央へアーリークロスを入れたりということはありませんでしたが、それはバルサのスタイルなのかもしれません。ただ、スピードのあるウィングへのSBとしてのポジショニングはセメド、面白かったかもしれません。


 セルジ・ロベルトが反対サイドへクロスを上げて、それをメッシがシュートというプレーもありましたが、読まれていたかもしれません。


 しれません、しれません。


 5−3ー2、ですか。ベタひき戦術いうのは厄介ですね。しかも中盤は4−3−3と「3人」対「3人」で同数になることがあり、特に中央でパスをつなぐバルサのスタイルでは、3人の横のスペース、両サイドの位置や、中盤の底からロングパスをSBの背後や斜めの動きに出されてピンチを招くことが多い。


 この場合、両サイドのウィングかSHがサイドに張り出して、イージーにパスを出させないことと、3人の後方の守備が、SBの背後に出てくる相手FWの動きを予測しておくことなども必要かもしれません。


 また中央のカットからカウンターを発動されるときはピンチがくることが多いので、ここも奪われた後のカバーを整理しておくことが必要かもしれません。


 また5−3の守備固めを崩すのも難しいですね。


 守備が固まってしまうと、崩すのがかなり苦しくなる、はずなんですが、これをやすやすと破いてしまうのがバルサなわけで、過去を少し調べています。特にライカールトが監督をしていた時代のことを調べています。今のグアルディオラのスタイルは結構読まれているので、新しいエッセンスがいるかもしれません。


 調べてわかったのは、まず両翼を広げておくこと。両ウィングはサイドラインいっぱいにまずは開いておいてパスを待ち、中央は走り回れるFWがいる、ということ。


 逆足配置が好ましく、左には右足(ロナウジーニョ)、右には左足(メッシ)の配置が好ましい。中央はエトーやラーション。


 いっぱいに開いていれば、サイドから中央にカットインしていく「道」ができるんです。そこから斜めなどにカットインしてシュートするか、中央へ返す。


 中央へ入っていけば必然的にサイドにはスペースができます。そこへはSBが入っていく。もしくはいっぱいに開いたウィングの中のスペース(SBとCBの間)にSBが入っていき、パス出しの後はSBの背後をウィングがカバーすることにする。


 ここまではよく言われることです。


 ライカールトがすごいなぁ、って、思うのは、3人のFWの動きを洗練させていること。集散させて、サイドにさらに優位と逆に薄いスペースを作り出していたこと。


 前線の3人のうち中央のFWは左右と中央を走り回ってボールを引き出します。もしくは両翼の前に出るのを手伝ってやる。両サイドのポイントを前に引き出した後、残る左右のウィングが絡んで、さらに前に攻めていく。


 注目することは、左、右のウィング、中央のポストにボールが入った時に、他の2人のFWが集まって、3人でサイドに連携をすることがあるということです。すると、一方のサイドにFWが3枚集まることになるので集まったサイドに相手も密集します。


 この後の展開は3つあり、


 ・3FWの連携からシュートに持ち込む。


 ・SBなどとも連携してクロスを中央に入れる。3枚のFWのうち、1枚は5のラインの前後に入り、1枚は3のラインの前後に入る。つまり2ラインの前後にボールを入れることをボールを入れる選手はイメージします。そして点を決める。


 ・最後の一つは反対サイド(ファー)に流れたボールで相手を仕留めることで、反対サイドは当然薄くなっていますから、そこをSHやSBが動き回ってシュートまで持ち込むことです。


 機動力を使う。一旦開いておいてから、一気に一方のサイドに集中し、突破する。さらに反対サイドを薄くさせ、そこから次の展開につなげる、わけです。


 バルサにはデンベレ、というランニングできるタイプのFWがグリーズマンの他にもう一人いるので、スアレスの他にグリーズマンとデンベレでカウンターを撃つ選択肢を右と中央に用意し、それにメッシの左の遅い攻めを交えてはどうでしょう。コウチーニョやピアニッチのパスで走らせる。


 メッシ、スアレスの決定力は魅力的ですから、まずどちらか(おそらくグリーズマン)と3人を組ませて前半は一方のサイドを崩してから中央へ入れる攻めをさせ、後半に入ってから、サブから選手を出場させる。スアレスかもう一人のFWを交代して、遅く攻める(決定力優先)か、速く攻める(前がかりに対しカウンター)かで、どちらを使うかを選択すると良い。


 プレーの選択肢としては、中央のエリア内でのターンからのシュート、ドリブルで前を向くプレー、ポストプレーいうやつですな、が少なく感じましたが、これは感想のみです。


 バルサは楽天とつながりが深いので、ここに記して、置いておきます。


 ………


 facebookで繋がっていた人に見せていたと思うのですが、どう思われていたのですかね。バルサの話したって、限られた話だったでしょうに。


 でも試合を見て、分析するのは楽しかった。コロナの頃で、鬱積した感情もありましたからね。役には立ってなさそうですけど、自分の考えたことです。


 バルサスタイルの東京ヴェルディに役に立ったのでしょうか。

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