ポルノ依存症克服マニュアル

165万円

序論

　本稿はポルノ依存症を克服するための対策について、現在ポルノ依存症克服の真っ只中に居る筆者が記したものです。したがって、本稿は、筆者個人の視点でのみ書かれたものであるため、極めて私的な性格を帯びたものにならざるを得なかったことを、まずは述べておきます。よって、本稿においてこれから述べられるであろういかなる対策も、全て筆者にとっては有益に思えるものでしたが、他の人にとってみれば、逆に悪影響を及ぼすものとなる可能性がございます。私は医師でも依存症の専門家でもないため、本稿によって生じたいかなる不利益の責任も負えません。あらかじめ、ご了承ください。……とはいえ、それほど危険性の高い対策を掲載する気は毛頭ございませんが。

　さて、本稿は先述した通り、私的なマニュアルなのですが、これを公開したのには、理由が一つだけございます。それは、筆者の様にポルノ依存症に苦しみ、これを克服したいと考えている同志に、筆者の得た情報を共有したい、というものです。筆者は2024年4月からポルノ依存症克服のためのポルノ断ちを敢行して、11月中旬に至るまでに複数の失敗を重ねています。筆者の様な失敗をポルノ断ちの同志が繰り返さないために、本稿を公開することとしました。また、折角公開するので、本稿の内容のブラッシュアップのためにも、本稿に書かれた対策で何が役に立ったか、或いは役に立たなかったかを、教えていただければ幸いです。これにより、本稿が更に実用的なマニュアルとなることが期待できるので。しかし、これには報告を強要しようとする如何なる意図もございません。何しろ、ポルノ依存症自体が、極めて私的な、秘められた個人の領域における疾病です。筆者の様に、自分はポルノ依存症であると公然と述べること自体、極めて特異で異常なことであると思います。よって、筆者は読者に対し、依存症対策の効果の有無の報告を絶対に強要しません。代わりに、皆様のご厚意に、筆者は期待します。

　まあ、何はともあれ、冒頭に述べた通り、本稿はポルノ依存症克服のための対策について述べられたものです。本稿を、ポルノの無い貴方のより良い人生を始めるために、是非、ご活用ください。