ゼロバグ ゼロから始めたかったのに、バグで魔王を倒してしまい、やばいスキルで成り上がっていってしまう

イクス

第1話 レベル1にて魔王殺し

≪転生しますか?≫


俺は…


「YES」


これで…

よかったのか?


ー転生完了ー


よっ...


これで転生できたはず...


「あいた。」


ワープホールから落ちた時に何かを踏んだかなんかで転んでしまった。足元からピンク色の粒や粉があって、赤い光がでていて、前には漫画によくある最強パーティのような人達。ボロボロだけど。


 スキル 悪食アーク 無限糧インフィニティ 会得≫


「おっ、お前何してくれたんだ。」

「そうだそうだ!」

「俺たちの死に物狂いの努力を返せ!」

「イカれてる...」

「お前どこの魔法使いだ。」

「どこから入ってきた!」

「結界は!?」


「えっえーと」


この人達は何を言っているんだ。


「静かにしろ...」


心臓が凍りそうな冷たい声。まるで狼だ。


「ユーステ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名:未設定

Lv:1

skill:火魔法 悪食アーク 無限糧インフィニティ

uniqueskill:■■

roll:未設定

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やっぱり...」


俺の前に青いボードが浮き出てる


≪名前を決めてください≫


そっか、この世界に来たら、まず名前を決めるんだな。

まぁ転生したからか


「名前...そうだ名前名前。えーっと、」

「おい...話の最中だろ。」

「えーっと、前世が池須いけす 茂間しげまだから、池須、いけす、いくす...イクス!イクスでいいや」

「お前ちょまっ」


≪完了しました≫


我ながらいいセンスだ


「やっちゃった...」

「やっちゃったって?」

「イクスはこの世界があがめてるだからだよ」

「えー、変更できないの?!」

「できない」

「そんなぁ」


そういえばここに来た時になんか言ってたな


「そうだ!お前何したかわかってんのか?」

「何って?」

「お前が転生したときに魔王を踏んだろ」

「まっ魔王!?...を踏んだ?!」

「ああそして限界まで衰弱させていたから、お前がそれを踏んで、お前が倒したことになってるんだ!」

「ええーーー!!」

「つまり俺らの手柄を奪ったんだよ...」


俺が魔王を...?


「まあお前にはない。とりあえずギルドへ行こう。」

「許しちゃうのか?」

「黙れ...」

「ひっ…」


ひぇ...


「よし。いこう」


俺には友好的だな。この人


「あの...ほんとにすいません。お名前なんて言うんですか。」

「レイ...だ。」

「レイさんですね。」


ギルドに着いた。思ってたよりもでかい!役所?城?豪邸?ってくらいでかい。


「今回はなんの用ですか?」


綺麗...若い。10代?ほかの受付員さんは?20代後半から30代くらいが普通だから、やっぱ若いんだな。


「今日の用はこいつだ。」

「えっ、え、あっ、はい、はい。僕です僕です。」

「こいつが魔王を倒した」

「えっ、えーーー!!ま、魔王!?あの魔王?今回のボス?えっ?あなたじゃなくって、この方?」


凄いびっくりされてるーーー!俺って弱く見えたのかな?まぁ弱いけど。


「Reincarnationbug《転生バグ》」


「......」


なにそれ!?受付嬢さんも黙っちゃって


ですか...」


————また?


「最近、この世界にバグが生じることが多々あるんです。なかには、九頭毒竜フュドラの毒沼にいって、亡くなられた方もおられます。」


まじかよ。


「しかも2桁...」



「でも魔王を倒しちゃうなんて」


俺、相当運良かったんだな。


「そういやお前、体に変化ないか?」


え?


まってなになに鼻血が......


「お前...のろいか...」

「え?」

「右半分から黒い霊が出てるぞ」


声が...でない。黒い...霊?...呪...ぃ...


それから俺は意識が飛んだ

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ゼロバグ ゼロから始めたかったのに、バグで魔王を倒してしまい、やばいスキルで成り上がっていってしまう イクス @ikus-39

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