第5話:広大の心に就職します。
ティンクルはパンストは履かない・・・だから基本ガーターベルトにショーツ。
ね、興奮するなってほうが無理だろ?って言いたくなる。
ある意味、拷問に近い・・・ティンクルが彼女になってくれたら腹の内を全部
白状していまいそう。
だから、そんな服で来るのはやめてくれないか!!
って言いたくなるんだけど、そこは僕も男なんだな・・・男のサガってやつ。
そんなエッチいティンクルを、ずっと見てたいって思っちゃうんだよな。
可愛いから・・・だから言えない・・・やめてなんて、言いたくない。
彼女を眺めていたい・・・ずっとティンクルを眺めてたい。
眺めてるだけで癒される。
ティンクルの存在自体が僕の癒しだから・・・。
言い換えれば、もしティンクルが急にいなくなったら僕はどうなっちゃう
んだろうって思う。
それだけが心配だし気がかりでもある。
もうそこまで僕の彼女に対する想いは深いものになってる。
それに何事もいい時ばかりじゃない、いいことは得てして続かないもの。
「ねえ、ティンクル・・・君もいつか僕のところから去って行く時が
来るんだよね」
「いつまでも僕のところにいてはもらえないんだろ?」
「そうね、いつかはさよならしなきゃいけない時が来るかもね」
そんなことないよって言葉は彼女からは返ってこなかった。
僕はなにも言わなかった・・・彼女を責めるようで言えなかったのかな。
「ずっといてあげる方法はないこともないけど・・・」
ティンクルがボソッと言った。
「え?そんなことできるの?」
ティンクルはエバーランドの従業員だから会社からの意向があったら従わなきゃ
いけないだろ?
別の人のところに看護に行ってくれって言われたら・・・。
僕の心をまるで見透かしたように彼女は言った。
「あのね、私はエバーランドの所有物じゃないんだよ、広大」
「誰のところに行くかは自分で決めるから・・・」
「たとえば、広大の看護だけして一生暮らしたいって思えばそれは叶うこと
なんだよ」
「え?・・・」
「・・・私ね、このさい言っちゃうけど、できるなら広大と一緒に暮らしたい
って思ってるの・・・」
「広大のお世話をするうち広大に対する想いが私の中でいつしかマックスまで
イっちゃっちゃってるの・・・エクスタシー感じちゃうくらい」
「それをね、いつ告っちゃおうかなってずっと迷ってたの」
「私が広大の前で股を開くのはいつかなって・・・」
「ちょうどいい機会だから・・・言っちゃったけど・・・」
「私、広大のこと好きだよ、大好きだよ、超愛してるの」
「そんな・・・』
その時、僕の張り詰めた想いや悩みが一気に消え去った」
そしてなぜか僕の目から涙が溢れた。
「え?広大、なに泣いてるの?」
「私が告ったことが、そんなにイヤだった?・・・迷惑だったかな?」
僕はなにも言わず、ただただティンクルを引き寄せて抱きしめた。
「嬉しいよティンクル・・・僕も君のことがずっと好きだったんだ」
「あんなに苦しくて悩むならもっと早く君のことが好きだって言っておけば
楽だったのに・・・」
「おバカだね広大・・・私もおバカだけど・・・きっと、ふたりとも自分の
想いをクチにするのが怖かったんだよね?」
「じゃ〜改めまして、私、
「これから末長く看護師以上の恋人としてよろしくお願いします」
こうなることを予測いていたのかティンクルは前もってにエバーランドには
帰らないって言った・・・そんな勝手していいのかなって思ったけど。
彼女は僕という新しいエバーランドを見つけたみたいだね。
こうしてギャルみたいなナース「看護師」ティンクルは僕の恋人になった。
恋人になってティンクルの想いはさらにエスカレートしていく。
僕に向かって、おっぱい見せたりスカートをペロッて捲ってパンツを見せたり
して僕の欲求を誘う・・・病気によくないってのに・・・。
そんなだから、僕がおとなしくティンクルのエロい演出に甘んじてるわけない。
だから僕たちはセックスすることが必然であように結ばれた。
肺の病気を抱えて激しい運動をしたら息切れがひどくなるのにティンクルは
看病もセックスも手抜きしない・・・自分の持てるテクニックで精一杯ケアして
くれる。
ケアってのじゃないかもしれないけど?
まあ、逆療法って手もあるから・・・。
経過観察で医者から悪くなってますよって言われるかと思ったが、レントゲンを
見た医者が「少しづつよくなって来てますよ』って言われてホッとした。
おまけに「なにか体にいいことでも、やってるんですか?」って聞かれた?
うちに来てくれてるナースさんと汗だくのセックスやってます、なんてことは
言えないわな。
つづく。
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