命日

虚しさに包まれて今日も歩いていた

足元を見ることが僕の長所なんだ

先生に説教されても首が痛いだけさ

家に帰って目を瞑れば靴を思い浮かべる

覚えていない　今日の天気を

覚えていない　昨日や一昨日の天気を

覚えていない　あの日の空を

随分長い間忘れてる

覚えていない　笑顔の作り方を

覚えていない　白い歯の見せ方を

覚えていない　君との会話を

それでいいんだ

前さえ見えなくなってしまうから

伸びた影に笑われてる　それに気づかないふり

こんなふうに記憶もついて回ってくれればいいのにな

死はその人の価値を1番上げる

嘘だそんなの信じない

思い出したい　今日の天気を

思い出したい　昨日や一昨日の天気を

思い出したい　あの日の空を

随分長い間忘れてる

思い出したい　笑顔の作り方を

思い出したい　白い歯の見せ方を

思い出したい　君との会話を

必要なんだ

前へ進み出せるように