短歌練習帳

蘆 蕭雪

極北/執筆



絶踏と蹠に蹈む霜筵躙り砕きぬ葦原のごと

ぜっとうとあしうらにふむしもむしろにじりくだきぬあしはらのごと




綴る間に灌ぐ氷雨は神経をつと流れゆく銀針なりき

つづるまにそそぐひさめはしんけいをつとながれゆくぎんばりなりき




極光を鑿とす彫琢 薄氷の玻璃のうわべに微瑕を赦さじ

きょっこうをのみとすちょうたくうすらひのはりのうわべにびかをゆるさじ



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【解説】 朝吹様のコメントレビューに寄せて


 初出:カクヨム(2024.02.28)

 上記三首は、本作に頂戴したコメントレビューに寄せたものです。

 返歌とは過言ですが、コメントから連想し着想を得て詠んだ短歌となります。

 事前に、投稿者である朝吹様の許可を得て、こちらの三首を綴らせていただきました。コメントにおける、私の作風に対する比喩と、自分の執筆の姿勢とが重なる部分もあり短歌とするに至りました。今後、コメントを頂いた場合について、同様に返歌をしたためる慣例とはなりませんがご寛恕ください。この度は、貴重な機会を賜りありがとうございました。

 また、ご覧くださる読者の皆様にも重ねてお礼を申し上げます。

 拙作ですが、今後もたゆまず精進してまいります。


 追記:2024.11.19

 前述のコメントレビューは退会前に頂戴したものです。

 そのため、拙作も再掲となりますがご寛恕くださいますと幸いです。

 

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