第一話 夢
「やっと授業が終わったー。」
そう言いながら私の前の席でぐったりしているのは,幼馴染の妹担当である
140㎝に貧乳といった俗に言うロリで,制服の袖からは手が見えていない。なんならあと10㎝ぐらい短くしても出ないだろう。
本人曰く,大きくなるのを見越して買ったのだとか。
髪は腰辺りまで伸ばしていて,とても薄く緑と紫の入った銀髪だ。
この前,クラスのA君が風鈴ちゃんを見ながら「あー!いけません!貧乳ロリロングは罪じゃないのです!神よ,お許しをーーーー!」とか言っていて何故か数人のクラスメイトの称賛の声と共に学級委員2人に連行されていた。
私としては友達が可愛いと思われるのは嬉しいのだが…。
「おや,うちの姫はもうおねむかい。」
そう言って私の右隣の席の幼馴染の保護者担当である
172㎝の高身長なくせにちっちゃい女の子だ。
髪はボーイッシュな見た目に似合うウルフカットだ。
青のメッシュの入った黒髪だ。
ちなみに本人はそれを気にしているらしく『小さい』と言う言葉を聞くとすぐに暴れ出す。
この前,クラスのA君が碧ちゃんを見ながら「あー!いけません!高身長貧乳は歪んでしまいます!神よ,お許しをーーーー!」とか言って碧ちゃんに強制連行されていた。やはりその時も数人のクラスメイトから称賛の声を受けていた。
「ん。ほしの抱っこ。」
そう言って私の左隣の席から抱っこをねだってくるのは幼馴染のふしぎちゃん担当である
まぁ,風鈴ちゃんが勝つことはまずないだろう。
髪は私とお揃いで肩辺りまで伸ばしているが,色は少し茶色がかった黒色,ダークブラウンといったところか。そんな感じの色をしている。
この前,クラスのA君が妃織ちゃんを見ながら「あー!いけません!ロリ巨乳は誰も抗うことのできないものです!神よ,どうかお許しをーーーー!」と言ってクラスの女子に褒められながらも滅多刺しにされていた。
ちなみに3人とも超がつくほどの美少女だ。
そんな美少女幼馴染達に囲まれているちょっと普通じゃない私は高校2年生の
見た目は…。周りが可愛すぎてなんともいえないとだけ言っておこう。
身長は平均的な150㎝代で髪は肩辺りまで伸ばしています。
ちなみに色は…。上が濃い青色で下が白色でグラデーションっぽくなっている。
実はこの世界,普通にケモ耳の生えた人だったり髪色が私みたいな感じの人はそう珍しくない。
なんなら普通の黒髪ケモ耳なしの人の方が珍しいぐらいだ。
「ところでほしの。話って何?」
「あ,それ私も気になってた。急にlimeで『明日の放課後お話がある』って言われてびっくりしたんだからなー?」
「私も気になるな。ほしのがそんなこと言ったの初めてだしね。」
そう。私は今日,とあることを言うために3人を集めたのだ。
それは結構重要なことでOKしてくれるかわからないけど…。
「私とVtuberになってください!」
「「うん,いいよー。」」
満場一致。2言でOKが出た。
「え!?いいの!?あっさりすぎない?」
「なんでいった本人が驚いてるんだよ。」
風鈴ちゃんが苦笑いする。
『え,これって私がおかしいの!?え,違うよね?』
私が困惑していると碧ちゃんが助け舟を出してくれた。
「まあまあ。実は私たち,大人になったら星乃に一緒にVtuberをやらないか誘うつもりだったんだよ。その予定が早まったからあんまり驚いてないんだよ。」
前言撤回。
私をVtuberに誘うつもりだったと言われて絶賛困惑中です。
もっとこう言うのって話し合ったりしてからなんじゃ…。
私は数分間,困惑したまま動けなかった。
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