13
*
しばらくして辿り着いた先は、お洒落なカフェだった。
見ているだけでドキドキする。
両親からお金振り込んでもらってるって言っていたから、バイトしなくても大丈夫だと思ってたのに……。
わたしのバイト代と生活費、密かに稼いでくれてたの?
窓の外からそう思っていると、
そして女子が何かを話し、笑いかけると、
…………そっか、
なのに、わたしの為とか、恥ずかしい。
女子がわたしに気づき、
あ、バレた……。
どうしよう!
「きよら、跡付けて来たのか?」
「ご、ごめんなさい!」
「俺の方こそ、ここでバイトしていたこと黙っててごめん」
「中でバイト終わるまで待っていてくれるか?」
「……分かった」
ぎゅっと右肩の鞄の紐を掴む。
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