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「まだ帰ってなかったのか?」
「あ、えっと…」
「上履き、汚れてる。何かあったのか?」
「じ、実は下駄箱見たらローファーがなくなってて…」
「
右腕を掴まれて、
スクールバッグの定期券に付いた銀色の小さな下駄箱の鍵が揺れる。
まるでお城の舞踏会に誘われたみたいに、
扉を閉められ、
なんでこんなことに……。
なりたくなかった。
好きな気持ちで溺れてしまいそうだから。
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