陰キャな僕は〇〇したい

KKT

第1話 陰キャな僕は友達作りがしたい



今日は入学式。

新しい学校で僕の新しい学校生活が始まる日。





なんだかラノベみたいな始まり方…。

わざと遅刻して目立ってみようかな。



そんな変なことを考えて、

行動できない僕は、

水川 綱(みずかわ つな)。

今日から高校1年生の普通の高校生だ。







…嘘だ。陰キャな高校生だ。






そんな陰キャな僕は、

今までの学校で

上手く友達作りができなかったことから、

勉強を精一杯頑張り、

同じ中学の人がいない

家から遠い高校を選ぶという、

よく漫画や、小説で見る手をしてみた。




親には最初、反対をされるかと思っていたが、

すんなり遠い高校に行きたいという

僕の話を受け入れてくれた。



もしかして、友達が出来ていなかったことが

親にもバレていたか…。

学校が終わってすぐに家に帰らず、

友達と遊んでいたように装うために、

毎日図書室に行っていたことが

今では恥ずかしい。





そんな僕は

高校デビューをしようか迷っていたが、

どうせ後から疲れてしまって

やめることになると考え、

特に準備もせずに入学式を迎えてしまった。






今日が肝心だ。

高校ではせめて1人でも友達を…。



そう意気込んでいるものの、

学校へ進む足は重たかった。

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