第2話

「ここがミカ様のお住まいです」



「ここか・・・・・」



そこはボロい家だった。

こんな所にミカが住んでるの?



「本当にここにミカがいるの?」



「はい、違う家もあるのですがそちらは落ち着かないらしく」



なるほど・・・・・あまり豪華だと落ち着かないのはミカらしいな。



◇◇◇◇◇◇



「待ってました、ナノハ、下がっていいですよユア」



中に入るとゲームのアバターのミカがいたが口調がおかしい。

まぁ声は前と同じだけど。



「分かりました、では失礼します」



そしてユアは家から出ていった。



◇◇◇◇◇◇



今ミカと一緒にいるけど第一印象でいうと誰?というイメージだ。



「久しぶりですね、ナノハ、話す前に『ボイスプロテクト』」



そうすると周りに透明なバリアが現れた。



「これで誰にも聞かれません、ナノハ、久しぶり~」



あ、この口調はいつものミカだ、やっぱり他の人といる時は違う口調なのか。



「安心した、いつものミカだ」



「私もやりたくてやってないよ、なんかさ~魔物を次々倒してたらいつの間にかこうなったんだよ~」



お~異世界満喫してますね、魔物を次々倒すなんて。



「そうなんだ~、だけど私的には昨日一緒にいたから久しぶりではないんだけど、飛ばされた時間が違ったのかな?」



「そうだね、私は約1年前ぐらいかな、ここに来たの」



「それで私をここに呼んだ理由を教えて」



「ほんとにせっかちだねナノハは~、これをユラリア王国に渡してほしんだよ」



ミカから手紙を受け取った。



「ミカが渡せばいいじゃん」



「いや、私これでもこのワグーズ共和国でかなり影響力があってね、私が動くだけで国と国の戦争になるんだよ」



「何をやったの、ミカは・・・・・」



「自重するべきだったんだよね・・・・・この世界に来てテーションが上がって『我が名はミカ、魔法を極める者』とか言ってさ各地で魔物を殲滅してたんだよ、そしたら何故か魔法王とか言われてさ、それから・・・・・」



「分かったから、話が長い!後で聞くから」



「そうナノハが言うなら・・・・・」









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