第16話
終業のチャイムとともに昼に任された仕事を提出し、少しだけ残っていた仕事を片付ける。
定時ピッタリには帰れなかったが、本屋はまだ開いている。
今にもスキップしそうになるのを我慢しながら、本を受け取り、ついでにコンビニへ。
晩酌のお供を買いながら、買った漫画に思いを馳せた。
そこへ、スマホの音が鳴る。
『今日、行ってもいい?』
一瞬眉間にシワが寄るが、会計を済ませ、返事を打つ。
『今日は最新刊の発売日なの。これを読まなきゃ眠れないから、明日にしてくれない?』
『じゃあ読み終わってからでいいから、それまで待ってる』
今日来るのは確定なのね……と溜息を漏らしつつ、アパートへ向かう。
部屋の前にたどり着くと、さっきメッセージをやり取りした相手が待っていた。
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