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「おはようございます。待たせてしまって、すみません」


「俺もさっき来た所だから、全然待ってないよ。それより、持ってきた?」


「はい」



カバンの中を探り、24時間営業のドラッグストアで買った物を渡す。


それは、ピアッサー。



「ちゃんと消毒とか色々準備してからの方がいいけど、早速やっちゃっていいの?」


「大丈夫です」



答えると、綾部先輩は私を椅子に座らせる。

耳元の髪の毛をかき分けるその指に、体はびくりと反応する。



「いくよ?」



綾部先輩の低い声に、体が疼く。

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