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「好きです、付き合ってください!」



昼休み、空き教室。

誰もいない教室に同じクラスの池田くんに呼び出された。

空は今日も晴天で、太陽が高く登っている。


池田くんは顔を真っ赤に染めて、真っ直ぐな瞳で私を見つめる。


今まで誰かに告白された事なんてなく、初めての事 出来事に胸がドキドキしてるのに、池田くんの、真剣な瞳と目が合って、さらに心臓は高鳴った。


こんな気持ち、生まれて初めて。



「……よ、よろしく、お願いします」



ぺこりと頭を下げると、池田くんは大きな声を上げ、ガッツポーズで「よっしゃー!!」と叫んだ。


その声は教室に響き、いつの間にか廊下で待機していたクラスメイト数十人が池田くんのその声に、勢いよくドアを開けて私たちに一斉に駆け寄った。



「やったな、池田ー!」


「おめでとう、アカネ!」



お祭り騒ぎになって、みんなが私たちを祝福した。

それが恥ずかしくて嬉しくて、私、今日から池田くんの彼女になったんだって実感した。



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