第6話

「本当?!やった〜!ありがとう〜」


無邪気に喜ぶ春は本当に可愛い。


それからあっという間に授業は終わり、あっという間に放課後になった。


「よし、じゃ行こっか!」


「うん!」


私達は教室を後にした。


「聖愁、今日遊ぼ〜」


オウジサマが女に絡まれていた。


ミルクティーブラウン色で、無造作にされた髪。


顔はイケメンなんだけどな。


学年が違うからあんまり見かけた事は無い。


「良いよ〜」


軽く言っていた。


こう言う人は苦手だ。


幾ら顔が良くても、女たらしは嫌い。


気のせいか、見られている気がした。

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