第6話

しばらくして蓮はあの女を見つけてくれた。


高校の制服だったと言う。


まだ餓鬼か。


それでも気になった俺はその高校で待ち伏せる事にした。


「若が女に興味を持つなんて」


「確かに、ビックリだよ!早く見てみたいなぁ〜」


今の蓮は普段モード。


後1人は俺のもう1人の側近である


笹原 優 (ささはら ゆう)


こいつは俺の幼馴染だ。


名前で呼び合うし、タメ語で話す。


そしてこいつは俺と真逆で女好きで、うるさいキャラだ。


うぜーけど、喧嘩は強い。


まあ俺より弱いけど。


「手ェ出すなよ」


蓮はそんな事はないと思うが、優はわからない。


「はい」


「へーい」


軽い返事。


チッ


「わ、若。心配しなくても私がそんな事させません」


「ごめん!湊!俺そんな事はしないから!」


2人の焦った声が聞こえたが無視した。


うぜー。

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