協力の申し出
俺達はずいぶんと真剣な表情をしている中でジュミルだけは陽気に接していた。
こいつ、何考えてんだ?
「単刀直入に言おう。協力してほしいという仕事はな、ズバリ!
「は!?
いきなりなにを言い出すかと思えば…。
"魔物退治"だってえええ!?
俺は確実に驚きを隠せなかったよ。
というか驚かない方がおかしいだろ!
これは!?
だがその驚きに更なる驚きが俺達に襲いかかってきた。
「ちなみに報酬は"1000万ミラ(※)"だ!」
(※この世界での
「いっ1000万ミラ!?」
「どうだ?それもわ山分けしても500万だ!」
「500万…。」
「だがその分、相手にする魔物は強大らしいんだ…。」
「ああ…。そうなのか?」
そりゃそうだよな…。
"1000万"って言うくらいの報酬を出すんだもんな…。
それほど妥当なほど最強なんだろうな?
「それで俺達にその魔物退治を協力しろと?俺達はお前のサポートに回れとでも?」
「確かにそう捉えられるのが当たり前だと思う…。だが、当然報酬は山分けする。それに…。」
「それに?」
「その魔物には、絶対に開けることが出来ない宝箱を隠し持っているという噂がある」
はあ?
魔物が宝箱を?
何のために?
「ぜひ、それを
俺の
こいつの耳に入っているなんて…。
「勿論!その宝箱があって君がそれを開けた場合、中の物は君にあげよう!僕はただ、その宝箱の中身が知りたいだけだからさ!」
「本当かぁ?」
"宝箱"ってなると興味は湧くが、こいつの言っている事が信用できるのか…。
いや、でも陽気に話している反面、なぜか知らねえが嘘を言っているようには思えねえし…。
だが、やっぱり今の生活もあるし、金は必要だ。
「分かった。協力しよう!」
「ありがとう!!君ならそう言ってくれると信じてたよ!!」
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