【閑話】一方"火炎の不死鳥"では?
俺は最強の冒険者パーティー「
仲間である
先日、戦力外通告の末に追放したライアはもう忘れて俺達は探索だ!
「さあみんな!目的地までもうすぐだ!気張っていこうぜ!!」
俺は仲間達を勇気づけた。
だが、全員魔物との戦いによる疲労が現れていた。
確かにさっきはちょっと苦戦したが何とか勝てた!
だが、元はと言えば、キヨシが大きな足音を立てたからだがな・・・。
「仕方ないじゃないですか・・・僕、こういうのって苦手で・・・」
「弱音を吐いてどうする!?君は俺達の期待の新人なんだからもっと頑張ってくれ!」
このキヨシというやつは新しく入った仲間だが、どうも気が弱いな・・・。
まあ、入りたてだし、もうちょっと気長に頑張ってもらうか!
***
「ガザ!援護頼む!」
「あいよ!」
しかしどうしたものか?
魔物の持っていた大きな棍棒にはじき返されてしまった。
「ああ!しょんな~!!」
「ぎゃあああああああ!!」
俺達は魔物に遊ばれてるかの如くやられっぱなし!
こうなったら逃げるしかない!
そう思って俺達一行は目的地を目指して逃げた。
最悪、通った場所は魔物は入ってこれなかったらしく、俺達は一旦だが危機を打破できた。
危機を打破出来た所で、マナの回復術で傷を癒した。
なんでこうなったんだ?
「どうしてこうなったんだ?今まで上手く行っていたのに・・・」
「確かに、こんな事今までなかったわよね・・・?」
「まさか・・・まさかな・・・?」
俺は少々疑問に感じていたことがあった。
この失敗は、ライアをパーティーから追い出してから起きた後であったからである。
今まであいつが魔物の持っていた武器を奪取していたりしたから、俺達は銭湯では軽傷で済んでいた事はあった。
だが今回は逃げる事しか出来ていなかったし・・・。
まさか、ライアか?
ライアを追い出したからか?
(いやいや、そんなわけない!ライアはただ武器を奪ったり宝箱を開けたりする事しか出来ないだけの
そうだ!今までだって
***
「おい見ろ!宝箱だ!」
「やっと見つけた・・・」
これで俺達の仕事は
さっそく中身を開けるか・・・。
(ちょっと癪だが、ライアの見よう見真似で宝箱を開けてみるか・・・)
カチャカチャ
カチャ!
「お!開いた・・・って・・・」
「え?ねえ、それって・・・」
「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」
何だよこれ!!
この宝箱・・・。
"ミミック"じゃねえか!!!
俺としたことが!!
「大変だあ!リックが食われたあああ!!」
まさかミミックに当たっちまうなんて!
くそ!助けてくれ!食われちまった!
何でだよ!
ライアに開けてもらっていた時はこんな事今までなかったのに!!
なんでだよおおおおおおおおお!
「た、助けてくれえええええええええ!!」
「っておい!リック!さっきの魔物が来たぞ!」
「なに・・・」
どうなってんだよ!!
俺達どうなるんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます