迷宮(ダンジョン)が初仕事!?
ついにその日がやって来た。
俺達がまずやるのは、
俺達はその内の一番楽だと言う
***
俺達の探索する
そして、その鉱石は案外売れば金になったりする為、単なる小遣い稼ぎで探索する冒険者もいる。
「よし、みんな気を付けろよ!
「分かってるわよ!いちいち言わないでよ!」
ユラは怒ったような感じでそう言ったが、油断は禁物だ・・・。
1年間、普通に冒険者パーティーに入っていた俺の経験からそう思える・・・。
近くに居る!
「は!」
予想は当たった。
小さいが太い棍棒を持ったゴブリンがいた。
しかも完全に話し合いで解決できそうにないほど敵意を向けている。
「ゴブリンだ!気を付けろ!」
「キャアアアアア!!」
「ミミカ!!」
ミミカが襲われそうになった。
こんな時こそ俺の出番だ。
俺の
その
ゴブリン達は何が起こったか分かっていないように悩みこんでいる。
今がチャンスだ!
「くらえ!」
俺は背中に装備していた短剣を逆さに持ってゴブリン達を斬り付けた。
自慢の足の速さと合わせれば、こんなの序の口。
***
ある程度の鉱石は習得出来た。
これでとりあえず仕事完了って所か?
「あ、お兄ちゃん!」
「ん?ミミカどうしたんだ?」
「あそこに宝箱が!」
ミミカが指さした方を見ると、確かに宝箱はあった。
だが、俺は悟った。
この宝箱はミミックという魔物だ!
ミミックは宝箱に形が似ていて、開けた人間を捕食する厄介な魔物だ。
だが、こいつらでも中に鉱石を隠していたりする。
ミミックは鉱石を食事としているのが多い。
体内に消化しきれていない鉱石があったりする。
「とりあえず開けてみるか?」
ここで俺の
「ん?」
宝箱を開けた俺であったが、何かおかしい・・・。
(ミミックのはずが、あるのは鉱石?)
どう言う事だ?
この形状や見た目は確かにミミックだったはず?
「ちょっと、これ鉱石!?すごい!」
「お兄ちゃん!ナイスです!」
「少年、君は
「あ、ああ・・・」
思わず苦笑いしちまった・・・。
でもおかしい・・・。
俺は不思議に思った。
絶対にミミックだと思っていた宝箱がまさかの
こうして今度こそ俺達の初仕事は終わった。
回収した鉱石はそのまま買取屋に行って買い取ってもらった。
結構高値で売れた。
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