戦艦大和は生き残れるか?
@kirishima2024
第1話
「はい。はい。その件ですが、射撃指揮装置の中にFCSを埋め込みます。見かけは、ほぼ変わりませんが、中は新型の市販レーダーを対空戦闘に合わせて改造したバージョンです。射撃コンピュータは最近発売された市販のパソコン高級モデルに、戦争ゲームソフトを改良して、射撃管制しています。」
「え?そんなので対応出来るのか?って?
大丈夫ですよ。対空砲は秋月型の10cm高角砲を砲架を改造して、新型の市販の高速サーボを実装して搭載しています。大量に作りすぎたみたいで、安く購入出来たので、それを使っています。12.7cm連装高角砲を撤去して載せたので、結構良い対空射撃が出来ると思います。給弾だけが自動化が間に合わないので、出来るだけ砲の近くまで弾薬が来るように改造しています。」
「え?そんなので追尾出来るのか?って?
音速で飛んでくるミサイルを迎撃する訳では無いんですよ?せいぜい500~600kmの速度でしょ?へたなウォーゲームより簡単ですよ。目標はAIが決めてくれますし。」
「弾丸も信管抜きで供給して貰って、こちらで市販チップで作ったVTヒューズを組み込んでいます。当時のモノより高性能なので、命中率は高いですよ~。」
「主砲の射撃管制もコンピュータの高級モデルに、ゲーム用射撃ソフトを改良して装備しています。当時の射撃盤では応答は遅いわ、精度に問題は出るわでちょっと使い物にならなかったので...
「ただ、GPSが無いので、弾着観測機をラジコンにして運用を考えています。人間が乗ると重いし、急な機動で失神でもされたらお終いですからね。その分の重量でレーザー測距儀を搭載出来ます。
風速、温度、湿度などのデータが取れますし、弾着観測のパラメータはほぼ全部観測可能です。
○ース・コンバットのソフトを改造して貰って、カメラ映像で実機を操縦ですからね。機体の機動はAIで調整してるので、いきなり空中分解はしないみたいです。若い兵士の方が慣れるのが早いらしくて、操縦士が文句を言ってるみたいですけどねぇ...」
「ドローンですか?そりゃ簡単で早いですが、敵に回収されるとマズいでしょう?いろいろと...」
「対艦ミサイルの話も合ったのですけどね。さすがにマズいとの事で流れたみたいですよ。海自のをこっそり搭載って訳にもいかないし...」
「いずれにせよ市販品を多用して、戦力にするので、他国にはなかなかバレないとは思いますが、万全ではないので注意して下さい。」
「え?残存艦艇もですか?在庫が間に合うかなぁ...とりあえず万全は尽くしますが...あまり大きな期待はせんで下さいよぉ...」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます