【歌詞集】終われる君に花を添えて。アキトワ

芥坂 紗世助

1. 暮れる、君を背に

死を俯瞰しているようで

くだらない話ばかりで塞ぎ込んで

歩き止まってしまうまま 日が刺した

僕は思ったんだ 石を蹴って空に落ちた


石畳を歩いて 夜祭を通り過ぎて

朝焼けの空 溜息と腫れた眼

やりたい事なんてないから

気づかないまま 俯いたまま


どうせ僕だ ずっとそうなんだって

受け入れられないよ こんなんじゃ

抱えて生きていくだけのこんな僕に

もう何回 もう一回 暮れて 枯れるだけで


死ばかり 陽気に語って

悪く言われて条件反射で笑って

空っぽな心を隠して

それを知られるのが怖かったんだ


どうせ僕だ ずっとそうなんだって

受け入れられないよ こんなんじゃ

抱えて生きていくだけのこんな僕に

もう何回 もう一回 暮れて 枯れるだけで


どうせ君は ずっとそうなんだって

受け入れられないよ こんなんじゃ

劣等抱えて生きていくだけのこんな僕に

もう何回 もう一回 暮れて 枯れるだけで


僕は思ったんだ 終わろうと思った

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