アメリカ人の見る夢
ある日月を眺めていたら俺は月が俺と無関係であることにふと気がついた
しかし翌日会社がぶっつぶれて 気がついたら あらかた死んでいて 俺が唯一の月旅行者になることに決まっていた
宇宙に向かって飛び立つことになったその日俺は何にも心の準備などできてはおらなんだ
けれども
重力を振り切るエンジンの唸り声が俺の耳元で吹き荒れたかと思ったらすごい勢いでとても早く俺は月へ向かって移動を開始して しばらくしたら 月だ
月には俺には無関係そうな建物が立っていた
住んでいる住人はみんな朝青龍のようにがっちりとした体をしていて誇りが高そうだった
気がついたら俺は朝青龍を探し出そうとしていた
もしかしたらこのなかに本物の朝青龍が混じっていて今のモンゴルには何にも残っていないのではないかと思っていてそのくらいに朝青龍くらいの龍龍しい隆隆しい肉体の男や女や子供や老人などが月の交差点では信号待ちをしていた
Kトラックの二台には朝青龍のような体格の労働者がひしめいていたそしてみんなつぶらな瞳をしていた
けれども
俺はぼんやりとした頭で 月に 来たっていうのに 酸欠に陥っていた
だから 俺は空気を 思い出そうとしていたんだけど
まあ
所詮月だから
朝青龍はいなかったし俺は酸欠になっていた
まあいいじゃないか
月旅行は無事終わり俺は地球へ落下していた
俺の乗り物は朝青龍
朝青龍に乗った俺が大気圏を突破した
突破したと思ったら朝青龍がぶわんと膨れた
膨れたのである
そしたら何もかも終わっていて俺はいつもどおりのアメリカ人に戻っていた
朝青龍?だれだそれは?
月?そんなものこの世には存在しない
そういうことなので俺はいつも通りアメリカ人でハーバード大学教授の生首を並べたイェール大学の学長の学長室でくつろいでいた
俺はアメリカ人だ
俺は
けれど俺の大事な部分は
イギリス人だ
そうなんだな
イギリス人だった俺はなんだかちょっとだけイタリア人っぽくなってフランスに日本を投入して
イタリア人が始まっており地上ではブラジルが広がっていた
そして、まあ、だいたいのことがそうしてそうして
そろそろ原点回帰しよう
ある日月を眺めていたら俺は月が俺と無関係であることにふと気がついた
宇宙に向かって飛び立つことになったその日俺は何にも心の準備などできてはおらなんだ
重力を振り切るエンジンの唸り声が俺の耳元で吹き荒れたかと思ったらすごい勢いでとても早く月には俺には無関係そうな建物が立っていた
気がついたら俺は朝青龍を探し出そうとしていた
はないかと思っていてそのくらいに朝青龍くらいの龍龍しい隆隆しい肉体の男や女や子供や老人などが月の交差点では信号待ちをしていた
けれども
だから 俺は空気を 思い出そうとしていたんだけど
所詮月だから
まあいいじゃないか
俺の乗り物は朝青龍
突破したと思ったら朝青龍がぶわんと膨れた
そしたら何もかも終わっていて俺はいつもどおりのアメリカ人に戻っていた
月?そんなものこの世には存在しない
俺はアメリカ人だ
けれど俺の大事な部分は
そうなんだな
イタリア人が始まっており地上ではブラジルが広がっていた
月はついに朝青龍の手に落ちた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます