雪が骨となり白骨したいが雪だるまとなる

黒い

黒い

傘黒い

黒い

傘以外

ここで何かセリフでも書けば良いのだが犬

犬を食べながら犬と歩いている

犬と歩きながら空を眺めている

犬と歩きながら空を眺めていたら

犬がつまずいてころんだ

犬がこちらを凝っとみてきた

みてきたの

見返したら

お互いの目が

三つずつあり

驚くでもなく

猫ではない犬

雪の中に犬

犬の中で雪は

もうねむたくなってきている・・・・・・

・・・・・・・・・

「・・・・・・・・・」

『・・・・・・・・・』

『・・・・・・・・・』

犬が黙り込んでいた

犬はそれはめではなく口だよと言っているではなかった

ああ先ほど口に含んだ山田の眼球を口の中で舐めていたので

どうにも目がみっつになった気がしたのであった

動きながら

かぜが

かぜであるのである

No

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