カルカ様、現代日本へ
@lolio
カルカ様、現代日本へ
「っ…ぐうぅ…!」
目を覚ますと同時に痛みがカルカの全身を襲う。全身を殴打したような痛みが数分ほど続き、痛みが引いた頃にようやく周囲の様子を伺う「ここは…?」
辺りを見回すと、周りは木々が生い茂る森のようだ、正確な時刻はわからないが木々の隙間から陽の光が差し込んでいる辺り昼頃だろうか
「私はたしかヤルダバオトに…」
自身の最後の記憶を思い出す。足から身体を逆さに掴まれ棍棒の用に振り回され、配下の聖騎士団や親友のケラルトを吹き飛ばす映像が頭に映り、恐怖で戦闘前に食べたものを戻しそうになるが必死に堪える
「うぷっ…そういえば、レメディオスやケラルトは?」2人の親友のことを思い出し、周囲を見回すが人っ子一人いない、動物さえも
「……まずは人を探すとしましょうか」
しばらく歩いていると看板のよう物を見つけ、森の出口かもしれないという期待が膨らむ
「よかった、もしかしたら人に会えるかも」期待が膨らむと自然と早足になる。看板に駆け寄り少しでも情報を得ようと看板に目を通すが自分の知っている文字では無い、どうやら異国の地にいるようだ 焦燥感は強まるが文字があるということは文明が存在している証拠、少しでも希望があるならば行動をすべきだ、そう思いカルカは歩き続け、やがて建造物が立ち並ぶ場所へとたどり着く。
カルカ様、現代日本へ @lolio
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