第一章 龍と闇

第1話

今、事が起こっているのは、Moonlightの地下2Fの奥の部屋。




moonlightは、薬の巣窟になっているBAR。

しかし、ある事をきっかけにして闇組織が潰しにかかった。



その時、BAR居たのは、

藤島組次期組長候補・杉原義一とその他、6,70人の部下。


けれどその男達は、気付いたと同時に容赦ない一撃をくらい、

あっという間に落ちていく。


そして、それをしたのは・・・たった一人の人間だった。






潰された理由は・・・・


闇の取引で使用されている薬をくすね、

それを売って、自分たちの利益としていた事。

そして、

自分達もその薬を使い、多くの他人まで巻き込んだ事・・・


それによって、多くの者達が

金を根こそぎ取られ、家族を失い、勧誘の為に体を売り・・・

最終的には、自身を滅ぼす者までだした。


ただそれが、闇の中だけであれば、

ここまで大事にはならなかっただろう。




しかし、その店は龍の配下に存在し、

その手は龍、及び龍牙にも伸びていた後だった。




そこを潰したたった一人の人間が、組織闇珠のtop。


彼は、別口から知り得た情報から、

自分でケリをつけることを望み、準備していた、

・・・が、ある事を機に急遽、この拠点潰しを実行した。




その結果、moonlightの店内に、血まみれの男達が散乱した。





組織闇珠のtop・・・名は、闇珠。


容姿は中世的だが、立ち居振る舞いは男。

漆黒の覇気を纏い、闇組織・闇珠の頂点に君臨する。


しかし・・・本来の姿は、12歳の女子。

身長170cm以上の大女だが、細見。


身体能力は人並み以上で、体力もある。

その上・・・生活環境上、喧嘩慣れしているその女は、

闇珠になった時から、男に負けた事は一度もない。




そんな闇珠が、龍の地で最初にやった事・・・


それは、初めて出来た友を汚した馬鹿どもを

自分の闇に突き落とす為の、最初のフルアタック。





そしてこの後、交流すらなかった闇と龍・・・


その中に溜まった闇を引きずり出す為、

闇珠と淋が、闇珠と龍牙を繋ぎ始める・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る