魔女学園の問題児

みーこ

 誰彼からも馬鹿にされようと、私はファンタジーを好きでい続けた。

 諦めろと諭されようと、私は魔法使いになれると信じ続けた。

 代わり映えのない毎日。

 退屈な日常。

 いつか絶対抜け出してやると、薄汚れた感情たちに押しつぶされそうになりながら私は誓った。

 だからあの一歩を踏み出した日は、私が芽吹いた日だ。

 再度この場所に足を踏み入れた日は、私が開花した日だ。

 私は生まれ変わったんだ。

 私のいるべき場所は、ここなんだ。

 私はここで、生きていくんだ。


 そう、思っていたのに——

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