呪い
世界中の先進国、日本も例外なく医学知識が無かった昔の時代ではナゾの病死、厄災は「呪い」や「祟り」とされてきました。
それはまだ近代化が進んでいない現在の奥地、部族でもおなじなのは当然かと推測できます。
現代でも多くのボランティア団体、有名な組織では
「国境なき医師団」
などが活動されていますが、地域により様々ですが現地の「シャーマン」の影響が大きすぎていたり、西洋の医者が原住民の信頼を得ることができずに、医学や教育支援ができない地域も存在しているのも事実です。
中にはうまく融合している部族もいて基本的にはシャーマンに頼るのですが、シャーマンにも治せない病気の場合は西洋の医学の抗生物質やワクチン、猛毒のヘビや蜘蛛などの解毒剤等だけは西洋医学に頼るといった場合もあるそうです。
そんな昔から現代にかけて、細菌やウイルスの認識がない地域で、部族間抗争や侵略、道具としてのあつかいで性暴力に遭う現地女性たちの被害者は、HIVやエボラ、マラリアが盛んな地域であるアフリカでは物理的にも深刻で命に係わる一触即発な問題なのです。
我々の現代医学では、例えば「梅毒」に感染したとしても抗生物質にて治療が可能。なんらかの対処が可能な我々の文化と、奥地などでは感染=死を意味する文化では事の重大さが全く違います。
これらの感覚が、特に日本人には深く理解が難しいポイントとなってしまっています。
アメリカや中国、ロシアといった広大な土地というだけですら、近くの専門病院には車で数日間かけていかなくてはならない地域も存在しているのですから。
コロナ禍の時、海外の一部ではマスク不要論、自己責任論、自己免疫派が多発しているのも、そもそも治療費が高いのもありますが、広いというだけのデメリットも関係しています。
熱や疲労の中、何日もかけて病院へ行き、注射一本、薬一錠、というのもバカらしく、診てくれるだけでもまだマシで、門前払いや国のルールや病院の都合で診察すらされないなんてことも・・・・・・
なので、比較的に病院を毛嫌いし自分で治すという感覚+自由主義が先行してしまうのです。
これも狭くて便利な日本ではパッとイメージしにくいので、つい「無責任」「自己中」と思ってしまいます。
という訳で主な「割礼」の意味とは、過疎地域では自分達の命だけでなく、一部族全体の全滅もありえるウイルスという「呪い」を未然に防ぎつつ、女性自身の安全と将来、その子孫まで守るための対策ではないでしょうか。
もちろん「検査キット」なんて物はそこらにはありません。なので処女でないと危険なリスクがあり、女性自身も性の快楽に目覚めさせるわけにもいかないというのが堅実的で、「割礼儀式」が現実的におこなえる唯一と言っていい程の対処法だったかと思われます。
現地取材に行く取材陣に女性がいる場合、夜の外出は地域によっては絶対禁止です。
娯楽などが少ない場所では性行為、大麻、狩りなどが最大の娯楽です。
他部族でなくても、取材している当部族でさえ安全とは言いきれません。下手をすると高確率で集団性暴力されるそうです。
それはまるで、人形遊びのように・・・・・・
このような悪しき「事実」を、情報発信の「
もしかしてですが、現地の女性の大半が割礼を施されていて(自分が属している部族の全女性という意味も含め)男性も結婚するまで性行為ができず、性のフラストレーションが部族の全男性に溜まり、外部の女性なら割礼を施していないのも知っていての犯行・・・かもという懸念もあります。
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