4SEZN #1 初登校

@Emu4sezn

第1話 登校初日

チリリリンン(目覚し時計の音)

「あぁ……もう朝か…」

 雑に目覚し時計を叩くと音はやんだ。僕は重い体を起こし洗面台に向かった。

「まったく、酷い寝癖だな」

 歯ブラシに歯磨き粉を塗り口に入れ歯を磨きながら寝癖を直した。口に広がるミントの香りが僕の目を覚ました。心の中では、学校に行くと同級生にどんな顔されるのだろうとワクワクしている自分とこのまま学校をサボり二度寝したい自分が葛藤していた。

 さっと制服に着替え、指定の鞄に教科書やらノートやら筆記用具を入れた。

 「行ってきます」

 玄関の棚の上に置いてある写真に挨拶して僕は家を出た。


 ここでおさらいしておこう、この世界には無能力者と能力者の二パータンの人間が存在する。能力者の一部は勿論その能力を使って悪事を働く人もいれば、いわゆる正義のヒーローって言う奴も一定数いる。その能力には色々種類も存在する。

 1つ目は『自然の力』自然を操ったり体の一部にその力を蓄えて使用することができる能力。

 2つ目は『生物の力』この力は動物や昆虫など生物の力を自分に宿す事ができる。

 3つ目は『物質の力』だ、『化学物質の力』と言っても大きく分けて二種類ある。一つは複合物の力、毒物質や火薬、アルコールなど多岐にわたる。もう一つは純物質の力だ、鉄やアルミ、水素などの元素の事を指す。

 4つ目は『機械の力』体の一部が機械化できたり(いわゆるサイボーグって奴)機械を一から生成することのできる能力。

 5つ目は『空想上の生物の力』だ、おそらくこの能力が一番強力である、ユニコーンや龍、妖怪などの空想上の生物の力を使用する事が出来る

 また、能力者には特徴がある、主に首などの体の一部にその人が持っている特殊能力の英語の頭文字が出てくる事だ。また能力解放時に、髪の色が変化したり、体の一部が変化したりするのが特徴である。

 そして僕の能力はWeather(天気)である、僕以外にも同じ能力を持った人はいるが、天気と言っても使える力には個人差がある、僕は雷雨に特化している、他の天気はそんなに強力ではない、能力を練習して強化する事は出来るが、僕はまだ雷雨の強化をしかしていない。

 そうこうしている内に学校に着いた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

4SEZN #1 初登校 @Emu4sezn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ