第3話

入学式からしつこく声をかけて来ては

1日無視をしていると

帰り道も1人で喋りながら

ずっとついてきた春


もうすぐマンションに着く頃

ずっとついてくる春に思わず


「何処までついてくるつもり?」と


隣を見ると


「どこまでも!☆」笑顔で返される


ハァ…

ため息を吐くと

そのまま大きいマンションへ帰る。


「なっちゃん、大きなところに住んでるんだね!僕は隣のマンションなんだ!また明日朝一緒に行こうね☆」


勝手に約束をして隣のマンションへ

帰って行った。


それからは毎朝待ち伏せをされ

一緒に登校を続けること2年

流石に春がいることにも慣れた


まぁ俺も心の中では春には

気を許しているところもあるので、

友達と呼べる人は1人だ。

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