第197話
「あれ?言ってなかったですか?おれ公務員なんですよ。仕事できなさすぎて雑用係させられてますけど。」
「……公務員なんだ。なんか意外。市役所とかそんな感じのとこ?」
「まぁ、そんな感じのとこですね。」
「そこって、あれ?ピアスとか、タトゥーとか……やっぱり、そういうのは禁止だよね……?」
「うん?タトゥー?」
「いや、ごめんごめん……。昨日、市役所でピアスしてる人見かけたからさ。してもいいのかなって。さすがに刺青とかはアウトだよね。ピアスは、どうなのかなぁって思って……」
「男は駄目なんじゃない?他は知らないけど俺の職場ではしてる人いないですよ。上がうるさいし住民からのクレームもすごいですから。刺青は論外ですね。」
「だよね??やっぱ、そういうの厳しいよね。そっかそっか。って俺、何聞いてるんだろうな。昨日あんま寝てないの。気にしないで。それよりさ……家の近くで殺人事件あったの知ってる……?」
「知ってますよ。」
「あれ、めっちゃ怖いよな。犯人ってまだつかまってないんだよね。帰るとき気つけてよ?ちなみに、どんなやつが犯人だと思う?俺はなんとなく犯人は女だと思うんだけど……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます