夕暮れの潮騒に
NiceWell
第1話
人的外因を天引きし
その号令に天誅を下す
社会という祭壇に積まれたのは
神でも仏でもない
理念とは行為
邪道とは道化
人もまた人の縄張り
そこで生きるほか
世は保てず
あなたのいた時間が
僕を示していたなら
この一転した最後の今日に
雫を浮かべるだろう
過去
未来
行く末の末まで
僕は忘れない
それでもいつかまた
会おうなんて
君は顔も見せず
去っていった
でも大丈夫
僕は確かに君を覚えている
忘れるなんてきっと
社会にさえ出来ない
もし再び
君が笑うなら
僕もまた邪道に落ち
それでも行動を起こして
社会という枠を出て
愛したい
もしこの今日に
君が居るなら
忘れないで、
君は君でいい
そしていつか
また僕らが出会うとき
その時は
一つなぞなぞを教える
その答えが君へ託す
ささいな、手向けだ。
じゃあね。
レディージュエル、もとい。
赤き、赤ずきんよ。
夕暮れの潮騒に NiceWell @NiceWell
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夕暮れの潮騒にの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます