第63話 ???の想い

※???視点


捨て駒は、まあまあ働いてくれているようだ。


予想外のラッキーだな。


あの時の記憶が、映像が。


頭にこびりついて離れないんだ。




===

俺はあの時、春の気持ちのいい風に吹かれながら、戦時中とは思えない気持ちよさに包まれながら、教会へと向かっていた。


心を躍らせながら、ゆっくりと、だけれども少し急いでいるような。


あの時は幸せと嬉しさが俺の心を支配していた。


教会に向かうにつれて、赤い何かが見えた。


近づいていくにつれて、だんだんと原形がわかってきて、幸せの頂から苦しみのどん底に落ちていった。 




===

ひとしきり泣いて、気づいた時には肌寒い夜になっていた。


いつの間にか公園のベンチに座っていて、その隣には紫と赤の髪をした、赤色の瞳の、俺の尊敬する存在。


教皇様が座っていた。


「気がついたか」


俺は悲しみからつい、言葉が出てこなかった。


「君にはつらいだろうが、あの時あったことを話そう」


教皇様が語ったことはこんな感じだった。


いつも通りの昼、いきなり人類が攻め込んできて、ラースとやらが協会に火をつけ、逃げ出そうとした者を次々と殺していった、その中には彼女も、父も、母も。


含まれていた。


その時から、強い怒りと復讐心がこみ上げてきた。




===

第62話投稿しました〜!


どうでもいい話↓

===


ラース「なんか誰かが僕の噂をしているような…」


作者「ナンダロウネー」


ラース「うーん」


===


さて! 少しでもこの作品が面白そうだなとか、続きを読みたいな等思っていただけましたら、☆3つ評価と作品フォローをして頂けますと幸いです!


読んで頂き、ありがとうございました~!

<(_ _)>ペコッ


























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