第45話 溶けゆく氷
※僕の前に、氷でできた人(?)が現れる。
それが目に見えない速さで動き、魔物の方へ。
魔力は、生存活動にも使う。
魔力切れは、生命活動分しか魔力が残っていないことを表す。
この僕の『生命代償』は、生命活動分の魔力までをも使い、人形を動かす。
死ぬと思うけど、こんな楽しみを、自ら投げ出すことなんかできない。
人形は動き続けている。
3体の魔物の首を飛ばす。
1秒1瞬に、呼吸がしづらくなる。
その流れのまま人形は4体の魔物を吹き飛ばす。
そこに移動し、その魔物の腹にパンチを決める。
パンチ如きどうにもならないだろう、と思うかもしれないが、人形は魔物よりも幾分強い。
その4体の魔物も倒し、次へ。
その次に倒しに行った魔物に、両腕を飛ばされた。
人形がそれを治す。
そしてそのまま、その魔物の両手両足を切り、首を飛ばす。
…あと、1,2分しか僕は耐えられないだろう。
頼むよ、人形。
死ぬ前に、僕の存在意義を、僕の強さを!!!
僕は認めたい。
人形に魔法が飛んでくる。
それを華麗な動きでかわし、次の魔物を一刀両断にする。
その流れのまま次の魔物に刃を突き刺し、絶命させる。
人形の後ろに、1体の魔物がいる。
そしてゼロ距離で魔法を放とうとしている。
あんなギリギリの距離で魔法なんか撃たれたら、ただではいれないだろう。
「初級魔法 鋭い氷」
たとえ初級魔法だったとしても、時間は稼げるだろう。
その瞬間に、人形がその魔物にとどめを刺した。
残り1体。
そこで、人形は灰になって消えた。
それと同時に、僕も力尽き、地に倒れ込む。
そこに一人、魔物へ向かう人がいる。
ラースくん。
ラース君が魔物の首を飛ばすと同時に、クロコさんが僕の方に走ってくるのが分かった。
ありがとう。
みんな。
===
第45話投稿しました〜!
さて! 少しでもこの作品が面白そうだなとか、続きを読みたいな等思っていただけましたら、☆3つ評価と作品フォローをして頂けますと幸いです!
読んで頂き、ありがとうございました~!
<(_ _)>ペコッ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます