第28話 先輩たちの悩みごと

※フィン視点


ラースくんと僕らは、レベルが違う。


それは、わかっている。



だとしても、ここまで差があるとは、思っていなかった。


超級魔物を一人で倒し、あの数の魔物たちを抑えていた。


最後は、僕らが力を合わせて、万全の状態で挑み、刃が立たなかった魔物を、一太刀で倒しきった。


幾分、レベルが違うのだろうか。


どこまで、僕は通用するのか。


試してみたいな、いつか。



===

※リキ視点


俺は、強かった。


それは、学園でも同じだった。


いつも上位に立ち続け、この立場を得た。



だからこそ、わかる。


彼は、いろいろなものを背負いすぎている。

その、強さ上に。


年下が、ここまで頑張っているのに、何も、できていない。


このままではいつか、ラースは壊れる。




===

※ロイド視点


今この世界は、彼に頼り切りになってしまっている。


その証明が、前の戦い。


結局、彼によって、勝った。



―ぼくらが、彼を背負う土台にならなければ、ならない。


強くならなければ、いけない。




===

※タグリ視点


最近、目が覚めた。


いつも集中できなくて、いっつもボーっとしていた。


それでも、僕は強かったから。



でも、ラースくんが頑張っているところを見て、このままでは行けないと、強く感じた。


悪いね、兄さん。


僕は先に行かせてもらうよ。



ラースくんみたいに、かっこよくなってやる。




===

※クロコ視点


私は、他の人達と違って後方でしか活躍できないことを疎ましく思っていた。


ラースくんはこう言った。


「ありがとうございます」、と。


何度も言われた、言葉。

なのに、いつもよりも、うれしかった。




===

第28話投稿しました〜!


今回短く、、、申し訳ございません。


なんと!

英雄のその後が1000PVを達成いたしました!

ありがとうございますー!


さて!少しでもこの作品が面白そうだなとか、続きを読みたいな等思っていただけましたら、☆3つ評価と作品フォローをして頂けますと幸いです!










読んで頂き、ありがとうございました~!








<(_ _)>ペコッ




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