第21話 戦闘

「後は僕に任せてください」


倒れている生徒にそう言う。


鑑定!

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上級魔物

個体名 ガーズ

級位 隊長級

使用可能魔法 ???

得意魔法 ???

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強い。


魔物で魔法を使えるのか。


人類が魔法を使い始めてから、強い魔物たちはそれをコピーして、使うようになった。


遠距離攻撃があるかもしれない。


まずは生徒たちを守らなければならない。


「上級魔法 氷の世界アイスワールド


透明の氷が魔物たちと僕を覆う。


これで最低限の安全は確保できただろう。

魔物の方へ殺気を向ける。


誰かは知らないが、同じ学校に通う人達を傷つけられるのは、気持ちがいいものじゃないんだよ。


あの時の、思い出したくもない光景が、頭の中に浮かぶから。


数体の魔物がこちらに向かってくる。


闇の矢ダークアロー


数体の魔物を矢が撃ち抜く。


…全部倒すつもりで撃ったんだけどな。


そう簡単には行かないか。


「身体強化・改」


魔物の体を切り刻んでいく。


体が、硬い。


魔法も大量に飛んでくる。


ダメージ覚悟での攻撃なのに、ほとんど魔物にダメージを与えられない。


漆黒の炎ダークフレイム


「かはっ」


黒い物体が僕の腹に当たる。


まずい。今のはモロに当たった。


それにしても、どこからこれは飛んできたんだ?


当たる直前まで目視できなかった。


背中に強い痛みが走る。


後ろを振り向くも、後ろにいる魔物はいない。


この魔物…暗殺者アサシンか。


それも、かなり強い。


こんなことをしている間にも、他の魔物からの攻撃は止まらない。


これ、結構ヤバいかも。


暗殺者アサシンとの戦闘に集中していたいんだ。


お前らは飛んでくれ。


「上級魔法 爆風ウィンディ


殺傷能力は低いが、時間稼ぎにはもってこいだ。


魔物たちは遠くへ吹き飛んでいく。


さて。


1対1だ。


暗殺者アサシンさんよぉ



===

※???視点


フフッ、結構作戦はうまくいっているじゃァないか。


暗殺者アサシンの正体を見て、君は平常心でいられるかな?


ラースくんよ。


===

第21話投稿しましたー!

50☆、675PV、感謝です!

ジャンル別週間ランキングももうすぐ3桁!

ありがとうございます!


さて!少しでもこの作品が面白そうだなとか、続きを読みたいな等思っていただけましたら、☆3つ評価と作品フォローをして頂けますと幸いです!




読んで頂き、ありがとうございました~!


<(_ _)>ペコッ



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