第10話 決闘
審判の掛け声が響き渡り、試合が開始される。
やれやれ、さっさと終わらせたいが、力は加減しなくてはならない。
それにルークはなんか用意してるんだろうなー。
頭が痛い。
手に0,001%の威力の魔力を込める。
本気でやったらここら一帯更地になってしまうからな。
「初級魔法、ファイアーボール」
魔法を放つ。
大きな火の玉がルークにむかっていく。
あ、ちょっと強すぎたかも。
「魔法消去!」
ルークがそう言うと、ファイアーボールが跡形もなく消えた。
魔道具を使ったのだろ...ってその魔道具、ふつーに買ったら少なくとも100万ゴールド(ここでは1ゴールド10円のつもりで書いています。)はするぞ!?
どーやって手に入れたんだ!?アイツ。
仕方ない。
こちらとしても昼休みを邪魔されたことに苛立っているんだ。
苦労してなんかしてやらないぞ。
体に弱い身体強化魔法をかける。
ルークが撃ってきた魔法をかわし、その勢いのまま右足を踏み込む。
ルークの真後ろに移動し、ルークが認知する前に魔法を放つ。
これなら魔法消去なんてものは使えないだろう。
「初級魔法、麻酔針」
ルークに麻酔針が当たる。かなり手加減したので、10分ほどで目覚めるだろう。
ルークが起きたときに面倒事に巻き込まれるのは嫌なので、すぐに教室に戻る。
====================
※ルーク視点
僕は起きた時に全てを悟った。
また彼に負けたのだと。
あー、面白い。
彼の魔法はとてつもなくきれいだ。
いくらでも観ていたい。
魔法が大好きな僕は、魔法を見るためだったら何でもする。
この学園に入ったのも、トップ2という立ち位置まで来たのも、すべては魔法見たさだ。
彼のファイアーボールを消してしまったのはもったいなかったが、彼のファイアーボールはこれまでで何回でも観ていたので、たまには違う彼の戦い方を見ていたかった。
え?なんで魔道具を買えたかって?
いや、そんなの魔法でいくらでも作れるよ。
だって僕は魔法だけをひたすら学んだんだから。
魔道具の作り方なんてちょちょいのちょいだよ。
まぁ、一度現物を見ないと作れないんだけどね!
いやー、あの合金化の魔法のポーションはなんとしても手に入れたかったんだけどね。
そうすればいくらでも彼の魔法を受けていられる!
この話し方じゃなくて、もっと不良みたいな話し方のほうがたくさんの魔法を撃ってくれるから、その話し方で生活してるけどね!
魔法を覚えるにつれて、剣術とかも上手くなっていくから、魔法ってほんといいものだよね!
====================
第10話投稿しました〜!
昨日と一昨日、体調不良で、投稿できませんでした。申し訳ございません。
また、毎回短くて申し訳ございません。
さて!少しでもこの作品が面白そうだなとか、続きを読みたいな等思っていただけましたら、☆3つ評価と作品フォローをして頂けますと幸いです!
読んで頂き、ありがとうございました~!
<(_ _)>ペコッ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます