第3話 少年の恋人
少年には昔から仲の良かった、恋人がいた。
彼女は、優しく、明るく、顔が整っていて、頭も良かった。
少年と彼女は家が隣であった。生まれてから、ずっと少年と彼女は一緒にいた。
彼が15で戦場へ向かったのは、友達や家族、そして何よりも彼女を守りたかったからであった。
少年は村に戻った。友達や彼女とゆっくり過ごす時間は、何よりも楽しかった。
しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。
村に魔物軍が侵攻してきたのだ。
村に戦えるものは少年しかいなかった。
少年一人で村を取り囲むようにしている魔物を倒し切ることはできなかった。
逃げ遅れたものを助けていた彼女は、魔物の生き残りに殺された。
====================少年がそれを知ったのは、戦いが終わったあとの彼女の母親からの電話であった。
少年は急いで病院に向かった。
かろうじて彼女に息は合ったが、もう消えかけの命だった。
彼女は息を引き取る寸前に、少年にこう言った。
「人を魔物から守って」
と。
====================少年は、彼女の遺言に従って、また戦場へ向かった。
====================第三話投稿しました!
次回から本編に入ります。
寒くなってきましたが、皆さん体調にはお気をつけください〜
さて!少しでもこの作品が面白そうだなとか、続きを読みたいな等思っていただけましたら、☆3つ評価と作品フォローをして頂けますと幸いです!
読んで頂き、ありがとうございました~!
<(_ _)>ペコッ
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