第8話
それからしばらく、2人で海辺をさんぽした、
うみのいえをみつけて、
おひるごはんに、海鮮丼をたべた。
ひかげをさがして、移動して、をくりかえしたり、
つめたいラムネをのんだりした。
「砂の上って歩きにくいよね」
さかぐちクンのうしろを、ついてあるいた。
「でも、たのしいな、」
「…うん、おれも」
きがつくと、うみは、橙色にそまってた。
夕日をみつめるさかぐちクンのかおが、すごくきれいで、
「さかぐちクン、」
そっと、やさしく、キスをした、
「…だいすき、」
さかぐちクンが、ふふってわらった、
夕日がつくる、2人のかげが、てをつないだ。
はずかしくて、てれくさかった、
わたしはうまく、笑えてたかな、
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