第4話 イルカが電車通勤する世界にしてみた
100円玉を必ず拾わないといけない世界は十分に満喫した。
そこで別の数学を求めて世界を改変することにした。
そして今日は月曜日なので仕事が始まる。
「自分の仕事だけ3時間だけの遠隔勤務になれー」
これで程よくお仕事ができる。
さっさと仕事を終わらせて好きな数学シチュエーションを楽しみに行くことにした。
***
自分はイルカが電車の扉に胸ヒレを挟まれるのは非常に興奮する。
ということで今回はそれを目指す。
「イルカが肺呼吸して会社に電車通勤するようになれー!!!」
早速駅に行ってみた。
するとホームにたくさんのイルカが並んでいた。
そしてホームに電車が来た。
「もっと奥に詰めてくださいー」
駅員さんがイルカを電車の奥にぎゅうぎゅうと押し込んでいた。
周りの人は生臭さを我慢しているようだった。
しばらく眺めていたが、イルカが胸ヒレを挟まれることは無かった。
そんな都合よく手を外に出さないからである。
「このままだとイルカが胸ヒレを挟まれてるのを見れない...」
色々考えた結果、世界を改変することにした。
「駆け込み乗車しようとしたイルカは扉に胸ヒレを挟まれるようになれー!!!」
これで駆け込み乗車しようとするイルカを眺めるだけで、電車の扉に胸ヒレを挟まれるイルカが見られる。
イルカは可愛いので男女関係なく興奮できる。
男性のイルカでも女性のイルカでもイルカなので問題ない。
駅のホームで駆け込み乗車を待った。
そしてその時が来た。
「きゅきゅーい!!!きゅー」
走ってきたイルカが電車の扉に胸ヒレを少し挟まれた。
「眼福...眼福...」
挟まれるイルカをしばらく観察していた。
そして奇跡の瞬間は訪れた。
なんとリボンを頭に付けたイルカが駆け込み乗車をしようと走ってきたのだ。
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
しかもリボンの色は赤である。
やはり赤いリボンを付けたイルカは特に可愛い。
「かみ...さま...」
その場で赤いリボンを付けたイルカを崇め奉った。
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